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ゲームでは、2〜4人、またはそれ以上などゲーム参加者が増えるにしたがってゲームバランスというのは大きく変化しがちである。
ナショナルエコノミーも2人対戦と4人対戦ではプレイ感覚が変化し、それぞれ違った楽しさに繋がるため、一粒で二度美味しい!

4人対戦での変更点は
1、大工の数が2人では1つだったのが、4人では3つになる
2、換金系職場は何人でも利用することができる
3、1人目のプレイヤーは5円、2人目6円…4人目は8円と続いていく。
変更点はこのくらいだが、人数が増えることで環境は大きく変わる。

自分が一手行った後には三手進むことになり、職場や家計などの変化が大きく、先が読みずらくなる。

その結果具体的にどういうゲーム展開になるかというと…
⑴4人対戦では大工が3枚になるので、建設したかったのにできない!ということが少ない。
⑵家計が潤沢になり、家計の取り合いが熾烈化する。
⑶強力な職場を立てたプレイヤーの占有を崩すべく家計を枯らそうとするが、家計は潤沢なので自分1人では追いつかず、自分の意図した戦術が成立しづらい。
⑷スタートプレイヤーを取るプレイヤーが、自分の右隣か左隣かで大きく行動順が変わってしまう。
⑸公共職場に売却した場合、2人プレイなら相手の手札枚数や所持金を見て使わせないなどメタれる(相手の手札が2枚しかないから機関車工場を売っても先に使われないなど)が、4人プレイでは誰かしら使える、使いたいという状態になっていることがほとんどで、スタートプレイヤーでなければほぼほぼ最初に有用な公共職場は使えない。

などなど先が読めない要素が大きくなる。
つまり、2人戦よりもその場の流れに影響されやすい運の要素が高まり、様々な実力のプレイヤーが楽しめるゲームになっている。